ニャンチママの日記

発達障害の子どもたちの子育てと教育についてのブログです

ユッキー3:1才でまさかの腸重積

体の重かったユッキーも1歳近くになって、つかまり立ちをさせてやると(体が重くて立てない)足を交わし、ちょっとつたい歩きをするようになりました。

もうすぐ一人で歩くかも…とワクワクしていました。

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母はユッキーの1歳のお誕生日から教職に復帰。もうお腹には二人目がいて、7ヶ月の身重でした。

ユッキーは10ヶ月から保育園デビュー。いろいろ病気をもらってきては、具合の悪い日が続いていました。

 

1歳から三日目の土曜日。その日は朝から具合が悪そうで、いつもならよく食べるのにさっぱり食欲がなく、少し微熱もあり、風邪かなと思っていました。

近くの私立の総合病院がやっていたので連れて行きました。

「?・・薬を飲ませて様子を見てね。」と言われました。

 

でも、薬を飲ませても吐き、白湯を飲ませても吐き、「グググ…」と時折いうくらいで、夕方には死にそうにぐったりしてきて、病院に駆け込みました。

 

先生は大便が出ていないのを確認して浣腸されました。血便が出たのでびっくり。

「腸重積です。高圧浣腸をかけて腸を伸ばしてみますが、伸びなかったら腸が壊死をするので開腹手術をします。」と言われました。

 

もっと早く病院に行けばよかったのにゴメン・・・と祈りながら待ちましたが、結果は開腹手術。2時間くらいかけて手術しました。

 

母はなみだなみだで、もう仕事やめたい。と思いましたが、実家の母が手伝いにきてくれて、何とかこの危機を乗り超えたのでした。

 

昔だったら、助かってないですよね。

 

ユッキーは、痛みに対して鈍感なところがあると思います。本当だったら、普通の子供はこんなとき痛くてもっと泣いたと思います。年中さんの頃はフライパンで火傷をしても、1年生の頃カッターでだらだら血が出るほど切っても「痛くない」と言っていました。

4年の時に虫垂炎になった時などは、お腹痛いと言ったらしいけどみんなに「お前ヘチマを食べたからだろう。」とみんなから相手にされずがまんしていたら嘔吐して、やっと本気にされ病院に連れて行ってもらった時には腹膜炎の一歩手前だったというエピソードもあります。

他の子のように、痛くて泣くとかいうことはとんとない子でした。

 

これは、PDDの感覚の鈍さのせいか、DCDのせいか〜???

感覚に対して敏感だったり鈍感だったりするのは、危険なことも多いですよね。

 

 

ユッキー2:寝返りいつするの?

 

私のおっぱいの出方はたっぷりで、

ユッキーは標準以上にぶくぶくと育っていきました。

これはよくなかったと、今では思っています。

 

動きがやっぱり鈍くなるので、運動の発達が余計停滞したのではと思います。

 

でもまあ、首すわりは割と順調。

 

情緒の発達は?

ニコリとかするけどなんか?時々声を立てて笑うけど、ひきつり気味。

おじさんぽい赤ちゃんなのです。

 

もっとおかしいと思ったのは、寝返りの頃。

6ヶ月になって、仰向けから真横になるまではするのに、そのあとうつ伏せにはなろうとしないのです。30分でも横向き。おもちゃとか目の前に持ってきても手をもばそうとせずそのまま。30分以上たつと私の方が焦れて、背中をちょんと押すとうつ伏せになって、それはそれでいやでもなさそうでした。

何回もそんな調子。好きなおもちゃは鳴らしたりして遊んでいるのに、目の前で見せて誘ってみても手を伸ばさない。親から渡されたら嫌だったのか???太らせすぎて、横向きでも安定していたのか???うつ伏せになると大きなお腹で圧迫感があったのか???

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そんな感じが1カ月くらい続いたでしょうか。できるようになってからも、動きは緩慢。

 

後から年子で女の子が二人生まれたのだけれど、一度寝返りを習得したらコロンコロンを楽しむように何回もやっていました。

ユッキーはやっぱり動きは鈍かったし、マイペース感満載の子だったと思います。

 

ユッキー1:赤ちゃんの頃から〜?〜

ユッキーは31年前、雷の鳴る日。

(書いただけでも恐ろしい……)

先生が大きなおなかを上から押してくださってやっとこさ出てきてくれました。

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3840g。周囲の子どもたちより一回り大きく、髪も黒々していて声もでかく、

新生児室のボスのよう。すでにおっさんの風格を持っていました。

 

結婚して4年目で、不妊治療をして授かった初めての子どもだし、両家にとっても初孫だったので、周囲はみんな大喜び。

 

そんな中私は、病院から言われた、「3時間たったら起こしてでもおっぱいを飲ませなさい。」という呪文に怯えながら、ブルーな気持ちで子育てをしていました。(今だったら絶対に無視します。泣いた時にやればいいんです。大きかったんだから、もっと開けても何も問題なかったと思います。子ども任せが一番です。)

 

そして1ヶ月検診。

体重はさほど増えていなかったけど、元気。お医者様も順調と言われたのですが、助産婦さんにはちょっと気になることを言われました。

手足をよく突っ張る子どもだったのです。

「問題ないと思うけど、何か気になることがあったら相談してね。」

と言われました。

???

 

思えば、やっぱり赤ちゃんの頃から兆候はあったのだと思います。

子育てはおおらかに…したかったなあ

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我が家の前の道に咲く桜です。毎年この時期は借景で楽しめます。

裏山は1万本の桜が咲くという、有名な桜の名所です。

いいね〜。これを見ると、毎年気持ちが新たになり、

一歩踏み出さなくちゃと思います。

そんなわけで、このブログもはじめました。

 

子育ての話にいきますね。

 

我が家は3人の子どもがいます。

1番上のおにいちゃんはユッキー

2番目のおねえちゃんはリー

3番目も女の子でハー

 

今だったら絶対に発達障害の診断をもらうのはユッキー

発達協調運動障害DCD(とっても不器用)と自閉症スペクトラムASD・・でしょう。

3番目は記憶の障害LD。なかなか長期記憶にならない。聴覚の記憶も悪いかな。

2番目は勉強にやる気の出ない、アンダーアチーバー。もしかしたら、やっぱし自閉性が少し入っているかも。

 

ちなみに、私は今は心理士で、発達小児科に勤めています。(ドクターは全国的にも有名な方で、講演にもよく出かけて行ってらっしゃいます。)

以前は教員で障害児教育をやっていました。なので、前からそうだろうなあと思っていましたが、今は色濃くそう思っています。

私が子育てする頃は、「発達障害」という言葉はなかったものね。

 

もう3人ともアラサーです。

 

学校に通う頃には、自分とは違う3人の人格に翻弄されて、心配したり怒ったり必死になったりしてたけれど、今思えば、もっとおおらかに子育てすればよかったのに…とちょっぴり後悔しています。でも、いろいろ考えて接してきたことは、けっして無駄だったとは思いません。何も考えずに過ごしていたら、今頃子どもたちは自立できていなかったもしれないとも思っています。

 

自分の思っている子ども像とあまりに違う子どもたちだったので、一人あくせく普通(?)に近づけようとしていたところもあったかなと思います。

いけないよね。あまりにたくさんの他の子どもたちに出会い過ぎていて…。障害児教育を勉強して、だいぶたってから

「みんなちがってみんないい」

に修正できてきたかな。

 

みんな興味関心も発達の仕方もそれぞれなのよね。

なが〜い目で見ていく、なんとかなるさ〜と思う。

これは大事です。

親があせったら、子どもの情緒が不安定になります。

 

それは、一番よくないことです。

 

発達障害をもっていても、育て方で社会適応が違うということも知っておかなきゃいけないと思います。何でも発達障害のせいにしてはいけません。

 

というわけで、誰かの何かのお役に立てればとも思い、私の子育てについて、記録しておこうと思います。

 

 

ニャンチのブログ「自己紹介」

我が家のニャンチは14歳。

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気ままに生きている彼がうらやましい。

そんな風にこれからは生きたいものだと、

はりはりに働いてきた仕事を辞めて、

非常勤の仕事に変えました。

 

週休3〜4日。今はお金は稼げないけど、

いい働き方してます。

 

ブログを始めようと思ったのは、発達障害かなと思っていた

我が家の三人の子どもたちの子育てについて

書いておきたいと思ったからです。

 

今は3人とも自立したけど、子育ては大変でした。

育て方によっては今も大変になっていたかも。

やはり、親の関わり方はとても大切だったと思っています。

 

それと、趣味はガーデニング旅行です。

これも発信できたらなと思っています。

 

よろしくお願いします。

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