ニャンチママの日記

発達障害の子どもたちの子育てと教育についてのブログです

ユッキー21:小学生〜中学生へ

先週の金曜日に通級の先生方の勉強会があり、基礎講座で発達障害について話をしてきました。通級の先生方も入れ替わりが激しく、通級担当して1〜2年という人たちが一番多いです。短い時間に何をしたらいいのか悩まれているようです。理論的なことはさらっと流し、いろいろと手作り教材を見せたり実践を話したりして、イメージを持ってもらいました。

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その子に合わせて絵を描きながら社会ルールを教えていました。ファイルして「◯◯ちゃんのルールブック」などタイトルをつけて持たせていました。

通常学級も巻き込んでやっていた小集団SST。双方の子どもたちにとってとても効果的な学習だったと思います。

5〜6年前からいろいろなところでこの学習については発表してきました。今回県内で4校ぐらいの通級で始めていたので(通級内小集団ですが)、「いい感じ!」と嬉しく思いました。もっと広がるといいなあ。

 

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さて、ユッキーの話にもどります。

 

 

小学校低学年のころは、集団を乱し、ルールが守れなくて大変だし、マイルールを曲げられなくて、周りの子どもたちや母との衝突も多かったユッキーですが、学年が上がるにつれ集団にも合わせられる時が増えました。

 

私の方も扱いが上手くなり、言い張る時にはしばらく無視とかできるようになって、気分が向いた時に母の意向になんとなく向けられるテクニックを身につけてきました。

 

先生と合う合わないは激しかったです。先生と合わない年は、いじめられることも多く、子供部屋の壁紙がビリビリになっているのを見て、ストレス溜まってんだなあと思っていました。

 

でも、6年生のときに担任してもらった先生は、とても素敵な先生で、その頃も机の周りも中も物が散乱していて片付けられないやつでしたが、「まあ、大人になったら、いい秘書がつけばいいんですよ。嫁さん片付け上手な人もらって・・がっはっはー」みたいに言ってくれる方でした。

 

いいとこをとても褒めてくれて、他の子ども達もみんな満足感が高かったので、ユッキーもいじめられることなく、自分の良さをのばしていけました。この頃、テストも100点が多くなり、落ち着くと学力も伸びるんだなあと思いました。

 

運動は苦手だったけど、幼児の頃から続けていたスイミングのおかげで市内水泳大会平泳ぎ1位(一人一種目しかでれないので取れた)になって、夢のようでした。担任は体育が上手だったので、側転なんかも教えてもらってできるようになりました。集団に合わせる競技はからっきしダメだったけど、個人の競技は真面目にやればできると自信がついてきたのではないでしょうか。

 

中学生になってからは、ノート点というのがあって、書くのが苦手なこの人にとっては鬼門でした。

中学の先生は、ノート点に贔屓しすぎなんじゃないかと思います。

書くのが苦手でも、ちゃんと聞いて覚える子もいる。だからテストではいい成績をとる。でも、それはあまり評価されない。

内容は解ろうがわかるまいが、黙々と友達のノートを写した子どもの方が評価される。手の作業を真面目にしたことが評価されるのです。

 

極めつけは、ユッキーは体育のノートを出さなかったために、3学期の評価が1だったのです。マラソン大会は頑張り、10位だった(50人くらい中)のにです。

 

それは、あまりに信じられない話でした。先生は子ども達に「ノートを出さなかったら1にするぞ。」と脅していたようです。その手前、そうしたようです。

 

私はユッキーには「真面目にノートを出さないあなたが悪い。」・・・・と話はしました。遅れてでもいいので、ちゃんと書いて春休み中に出させました。(本人にはいい薬ですから)

 

その上でユッキーには内緒で、学校には抗議しました。

「マラソンを真面目に走らなかった子どもでもノートを出した子は1にはなっていない。10位になるように真面目に頑張って走った子(しかも鈍臭い我が子)がノートを出さなくて評価1というのはどういうわけかちゃんと教えてください。もし、要録(通知表は正式の評価ではなくこちらが本物)まで1にされるなら、教育委員会に訴えます。」と。

訳は教えてくれませんでしたが、「要録は1ではありません」という回答でした。担任は「体育の先生はそういうタイプの方なんです。」と平謝りでした。