ユッキー18:(2年生)勝手に自分の教育過程を歩む。
私の勤めている病院のドクターは、よくこの図を使って発達障害の説明をします。
発達障害は、端に位置している子どもたちで、少数派であってそれが悪いわけではない。今の育児のやり方や教育が真ん中付近の子どもたちに合わせたやり方をしているのだから、少数派であるこの子どもたちには別の育て方や別の教育をしてもいいということだ・・・・と。
つまり診断をするということは、通常の育児や教育をしなくてもいいんだよというお墨付きなのだそうです。
ドクターは「世界を変えていくのはこの少数派の人たちなんだよね。」とも言っています。
みんなによく知ってもらって、少数派の彼らが生きやすい世界になってほしいものです。
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ユッキーにもお墨付きが欲しかったです。
その頃は診断してくださる先生はいなかったのですが、ユッキーは勝手に自分の教育過程を歩んでいました。
1年生のときの先生は、みんなと同じことをさせようとして親子して四苦八苦していましたが、2年生の先生は先生になったばかりで、ユッキーだけでなく、やんちゃな子ども把握することができず、学級崩壊状態でした。
参観日には、先生が黒板に何か書き始めると、後ろでは鉛筆や消しゴムが飛んでいく状態でした。
でも、その方がユッキーにとっては居心地がよかったようです。
1学期末の懇談会のときにどんな様子か尋ねたら、「後ろにある学級文庫を全部読んだと思います。」という話。 ???
世界の童話全集のような分厚い本が40冊ほどありました。授業中に教科書も出さずに本を読み続けていたようです。「え〜教科書ぐらい出させてください…」と言いましたが、内心、『うるさい教室の中で、この集中力はすごい。』と思ってしまいました。
相変わらずノートは取らないし忘れ物もたくさんある人でしたが、基本的な学習の技能や知識はついてはいたので、まあいいか〜と思っていました。
自分のやりたい活動は、女の子のグループの中でも全然へっちゃらな相変わらずのマイペースぶり。
しかし、親子ともストレスからちょっと解放された2年生生活でした。