ニャンチママの日記

発達障害の子どもたちの子育てと教育についてのブログです

ユッキー7:家庭での感覚統合

バーバは保育園の園長もやっていたほどベテラン保育士で、

さすがだなあと思うような環境作りをユッキーにしてくれました。

 

*壁とか掃き出し窓のところに大きな模造紙をずらっと貼って、好きに落書きさせる。

 体の動きも悪かったけど、指先の動きもやはり不器用でした。鉛筆持つより、まずは腕を動かして体全体で筆やクレヨンで描いて遊ぶことをさせてくれました。最初はとにかくぐちゃぐちゃだったり、ひたすらながーく描いたり。そのうち丸みたいなのを描きだして、何かにたとえたり。とにかく描くのが楽しいなあと思えたのじゃないかな。

 

*広告切り(ちぎったりはさみで切ったり)

 好きに切らせて部屋中雪みたいにして遊んで、片付けは掃除機かけるというようなことをしていました。

 

*ジージが作ってくれた砂場で、どろんこ遊び。

 扁平足だったので、裸足にさせて、砂場で歩きながら山作ったり、池を掘ったり。足首とか力入れないとのめり込んだ足がとれないし、バランス取りながら物を作らないといけないし、手足に砂でかなり刺激が入ると思うし、かなり感覚統合になったんじゃないかな。近くに海岸があるので、そこを裸足で歩かせることもやっていました。

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*本物のくず野菜でままごと。

 畑で野菜を作っていたので、くず野菜や間引きした野菜を、ちょっと錆びた小さめの包丁で切ってままごとご飯を作る遊びをさせてくれました。やっぱ本物は楽しいですよね。ぶきっちょさんだったけど、面白くて随分とこれで遊んでいました。手を切るかなあと心配だったけど、この遊びではそんなに怪我もしませんでした。このおかげで、料理のお手伝いとかよくしたがるようになりました。玉ねぎむきやつけものにするきゅうりを切るなど私もやらせるようになりました。親子のふれあいにもなっていいです。いっぱいほめられるしね。

 

*裏山のアスレチック。

 毎日通ったおかげで、少しずつできる遊びが増えていきました。最初は低い滑り台にのぼること、低い丸太渡り、低い丸太跳びなどから挑戦。ユッキーが4歳になった春には、10メートルくらいの山越えのようなアスレチックもゆっくりゆっくり登れるようになりました。これは本人もとても運動への自信につながったようです。

 

 

その他にも、私が当時勤めていた情緒学級から小さなトランポリンやセラピーボールなど持ってきては、家で遊ばせたりもしていました。

 

 5歳くらいからは音楽教室に入れたのだけど、これは小集団で、とってもみんなについていけないというのが、本人より母の方が辛くて結局やめてしまいました。集団で同じことをするのはきついですね。

 2年生からはサッカーにも入れてみたんだけど、これもとてもみんなの足手まといになるし、集団に合わせること、協力すること自体がユッキーには向かないのだと悟り、1年もしないうちにやめました。

 スイミングは4歳くらいから入れたのだけど、みんなが3〜4回バタ足で進むところをユッキーはぷーかぷーか潜ったり止まったりしながらやっと1回行き、みんなよりかなり練習量が少なめ。でもみんなに迷惑がかかるわけではないし、まあいいかと目をつむっておりました。(しかし母は、何回なぐっちゃろうか***と思ったことか) スイミングは結局そのまま続け、何と4年生くらいには平泳ぎやバタフライもできるようになり、選手コースにも通わせました。決して速くはなかったけど、普通以上には上手になって、1つ自信を持てる運動ができてよかったなと思いました。

 

ぶきっちょさんに運動させたいけどなかなかいいものがなくて、悩んじゃいますよね。

 

運動面に関しては親も祖父母もかなり手を入れ、鍛えたかなと思います。

本人はどうだったのかなあ。辛かったのかなあ。

幼児期、かなりの癇癪持ち、反抗期だったのだけど、こんな風に嫌な運動面のことを鍛えすぎたのかなあと今思ったりもします。