ユッキー27:ぶきっちょさんの就職
マンゴーの季節です。宮古島から送ってきました。今年は豊作だそうです。今まで食べたマンゴーの中で一番おいしかったなあ。
日本の果物は、りんごもなしもいちごもすいかもぶどうも、とっても甘くて美味しいですよ。
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ユッキーの大学生活は、遠い東京で何かいろいろあったと思うけど、親は離れていて知らぬが花・・・・的に終わりに近ずいておりました。
しかし、
ユッキーは就活で落ちまくり、ついには就活やり直すためにわざわざ単位を落として留年し、ようやく次の年に証券会社に就職しました。
そこは顧客と直接やりとりするような昔ながらの証券会社。
2ヶ月の研修では、お客様へ接する礼儀作法、お礼の手紙の書き方などなどもあったようです。
初めてのお給料をもらった時に親に感謝の手紙が自筆で届いた時には、感無量で涙が出ました。これも研修の一環だったようですが・・・・・・。ぶきっちょさんが、自筆で手紙を書いているだけで涙ですよ〜。
それから都内の支店に就いたのですが、当時のアパートからは1時間くらいかかるところ。朝のラッシュにあうと大変だし、新人は暗黙の了解でお掃除をするようになっていたようで、家を出るのは始発で行っていたらしい。
中学校のときにすごく遅刻していたこの人がですよ・・・・・。
この頃研修のために上京した母がユッキーの部屋に行ってみて、押入れを覗いてみたら、服がちゃんとハンガーにかかっていて、ネクタイがくるくると巻かれて100均カゴに収められていて、感激(涙)。
すべてビシッというわけではないけれど、小さい頃からのことを考えると夢のような姿でした。
会社に育てていただいたのですね。
ユッキーができなくても一応やり方は教えておいたので、頭の片隅にはあったのかなとは思います。
結局、この会社には1年2ヶ月しかいなかったのですが、最初に鍛えていただいてとてもよかったのではないかと思います。
「古いお店をやってるおばーちゃんに、あんたが言うならその債権買うよ・・・と言われて、もし、損をさせたらかわいそうと思うんだよ。」と言って、悩みながらその会社を辞めました。
人の気持ちをなかなか察せない人だと思っていたけど、そういう面でも成長したんだなと思いました。
それからカード会社にしばらく勤め、今は資格をとって、エンジニアをしています。
キャリアアップしています。
小さい頃は、不器用だし人付き合いも集団に合わせるのも苦手で、大変なことがたくさんあったけど、それなりに育っていくもんだと思います。
親としてどう育てたらいいのか悩みに悩みながらの子育てで、何が正解だったのか身内すぎて分析できないのだけど、
大事なのは、子どもをしっかり受け入れることかな。
ユッキーがいろいろ変なことしても、怒りながらも、心の中で面白いやつだ・・・と思う母がいつもおりました。
そういう気持ちをユッキーもちょっとは感じててくれたんじゃないかな。
そういうのって、たとえ言葉を話せない子どもでも、相手の気持ちが察せられてない子どもでも、結構伝わっているものだと思います。