ユッキー22:闇のホームページ事件
お庭はもう夏の花が咲き誇っています。
でも、来週あたりは梅雨入りでしょうか。
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ユッキーが中学2年生になった時に、我が家は夫の日本人小学校赴任でアジアのとある国に転居しました。
日本人学校は海外赴任する家庭の子どもたちが通うだけに、都会的な賢い子が多く、ユッキーの小難しい話にも合う人たちがいました。
楽しそうに中学校(その国は中学校は別にある)に通うユッキーでしたが、一週間も経たないうちに担任の先生から電話がかかってきました。また何かやったか〜??と思ったら、友達に殴られたとか。
友達同士でクイズ大会をやっていたようで、最後に残ったのがユッキーとM君。優勝決定戦でユッキーが解答し、ちょっと喜びすぎたようで、相手がムカつき殴ってきたようでした。
たまたま同じマンションに住んでいて、お母さんがすぐに電話で謝られてきたたのですが、M君は一人っ子で、いつも自分が一番・・・・という気持ちが強い子だとか。今までクイズ大会ではいつも優勝していたらしいので、悔しかったんでしょうと言われていました。話を聞くと、小さい頃から友達とのトラブルがいろいろあるらしく、お母さんが悩まれながら育ててきたとか。
ユッキーと同じ匂いがするなあと思いました。
ほどなく、二人は仲良くなり、一緒に学校に行ったり、つるんでよく遊んだりするようになりました。
中2の終わり頃、その事件は発覚しました。
「お子さんがホームページを作られているのを知っていますか?」と中学校の先生からの電話でした。
そのホームページは、中学校のホームページに見えないバナーが貼り付けられていて、そこから入るように作られていました。
ユッキーとM君が作ったもので、首謀者はユッキーのようでした。
内容は、先生の批判。文科省の批判。(読者も中学生に多くいたようです。中には外の人が気付いて、「おもしろい!」「がんばれ」なんてメールをくれていたりしてました。)
母への反抗は治まってきていたのですが、こんな方向に進むとは・・・・。
うちの夫婦とM君の夫婦と学校に呼び出され、こんこんと先生方に説教されました。
「家でパソコンに打ち込んでいるのに気づかなかったんですか?」
と母も責められました。
パソコンはリビングに1台あるだけで、何やら検索してネットを見ているなあとは思っていましたが、きっと私が寝てしまってからとか打ち込んでいたのだと思います。
ネットのマナーとかはきちんと教えないといけないと親として反省しましたが、子どもたちが書いていることにも一理あると私は思いました。
中学の先生たちは、ルールを勝手に振りかざし、子どもの意見をきちんと聞いてあげない人が多すぎる。(ちゃんと聞いてくださる人もいますが、割合的に少ない。)
平謝りしながらも、そこは主張して帰ってきました。
それから、中学校側も子どもたちと話し合いの時間をとってくれました。分かりあえたとは思えませんが・・・・・。
しかし、文科省に雇われている親の立場は全然考えられないんですから・・・・・。
相変わらず親の肝を冷やさすユッキーでした。