ルールこだわりの強い子の不登校
PDDの子どもが不登校になることがあります。
今日、そのような子どものことが仕事場で話題になりました。
とっても真面目なタイプで、小学校低学年の頃は、先生の言うとおりにルールを守ろうと頑張ります。その頃は周りも先生に従順なんだけど、年齢が上がるにつれ、周りの子どもたちは、本音と建前を使い分けるようになります。その子は変わらず、同じようにルールを守ろうと他の子どもたちを注意するので、集団から浮いてきたりします。今までの基準がブレてきて、その集団が安心できる場でなくなってくる。
ある人が「こう子たちにとっては、学校に行くこともきついが行かないこともきついんです。学校に行くことがルールでもあるのだから。だったら学校という枠をとってやった方がいいんだ。通信教育もあるんだから。」と言っていました。
学校行けなくなった子どもに、無理やり登校刺激をしなくてもいいと思いますが、
私はこの子たちの「ルールこだわり」を和らげる関わり方は必要なんじゃないかと経験から思っています。
「こだわり」をそのま放っておくと、しだいにこの子たちは自分で自分を苦しめていくように思います。結局は引きこもってしまったり、精神的な問題が大きくなったり・・・。
学校は行けなくても、自分なりの社会の関わり方を見つけて生きていけるようにするためには、こだわりの呪縛から解いてあげることが必要なんじゃないかなあ。
それを心がけて育てた人たちは、だんだん社会適応力が高まったり、人の気持ちを考えようとするようになってきているように思います。(そうした時としなかった時と比べられないけれど、少なくとも不登校にはなってないですよ。)