ニャンチママの日記

発達障害の子どもたちの子育てと教育についてのブログです

ユッキー5:ひどい癇癪

 

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桜も終わり、ツツジが咲き出しました。今年初のメダカの赤ちゃんも誕生。

季節は初夏に向かっていますね。

 

今日もユッキーの話の続きです。

 

ユッキーが、2才くらいから、癇癪がひどくなりました。

思い通りにならないとダメなんです。

それから絶対に自分が悪くても謝らない。

頑固というか、へそ曲がりというか、

本当に育てにくい子でした。

 

エピソード1

実家に帰った時に、みんなで寝ようと思ってもどうしても「いやだ」と言って布団に入らないというのです。

入れようとすると飛び出し逃げ回るので、仕方なく寝たふりをすると怒りだしました。ガンガン頭をぶつけるので、ダッシュボードの角で額を切ってしまい大出血。(頭の傷は血が出やすいんですよね。)夜中に病院に駆け込み6針縫ってもらいました。

 

エピソード2

妹が生まれたので、はやく排泄を自立させたいと思い、1才9ヶ月頃の夏にはトレーニングパンツからパンツに替えました。

2才になったある日、パンツを自分で履かせたら、後ろ前になっていました。

「ユッキー反対だよ、それじゃおちんちんがお尻についちゃう。履き替えて」

と言ったのですが、本人は「これでいいの。」と言います。母は「ダメだよ」と言うのですが、ガンとして履き替えようとしない。

 

放っておいたら、1時間以上、パンツだけではだかで過ごしていました。寒い冬の日で、泣き言も言わず、ブスッとしてうずくまる息子に、このひどい頑固さはいったいなんなんだろう・・・??????と悩む母でした。結局母が無理やり着替えさせ、そのあともプリプリしているユッキーでした。

 

きっと、パンツをはいたり服を着たりするのも、不器用なので、他の子の何倍も疲れたのかなとも思います。とにかく動作の鈍いのは続いていましたから。

 

エピソード3

状況が読めないというか、していいことと悪いことの区別がつかないというか、ときどきドキッとするようないたずらをしました。

 

彼が3才になったばかりの頃に新居を建て、真新しいソファーを買いました。リビングに3人くらい座れる上等な皮のソファーです。ユッキーはそのソファーのきた日に、夏みかん類の皮をむくカッターのようなものを何故か持っていて、ソファーの座る部分のど真ん中をスーーっと切ってしまいました。「もうもうもう・・・・・なんてことを〜〜〜!」っと母は怒りまくったのですが、本人はブスッとするだけで何も言いません。もちろん謝らない。

「あなたが大きくなったら、絶対買ってもらうからね。」というと、「わかった」と言うユッキーでした。

 

それから20年。新しいソファーは両親が買いました。次に買う時は、息子が買ってくれるでしょうか?

 

エピーソード4

もう何のことで怒ったのか忘れたけど、ぜったいに彼が悪いのはわかっているのに謝らないのに怒った母は、ユッキーを押し入れに閉じ込めたことがありました。

「謝らないなあら、ずっとそこに入ってなさい。」

入れたのが2時頃だったでしょうか。泣くかと思ったら、全く動じず、

夕方6時になっても出てこようとしません。別に鍵をかけているわけでもないので、自分で出てこようと思ったら出てこれるのに、出てこようとしないのです。

 

結局根負けしたのは母の方で、押し入れを開け、彼を出し、こんこんと諭しました。

でも、彼は自分は悪くないと思っている風でした。

 

こんな素直じゃない子は伸びないよ〜と、悩みまくる母でした。

 

 

家ではこんな調子でしたが、保育園ではまあまあいい子のようで、集団での活動も何とか合わせてやっていて、先生からあまり問題を指摘されたりはしませんでした。そこが不思議なところでした。